【Java】PaizaCloudでSpringBootを動かす

2020年6月14日日曜日

Java Maven PaizaCloud SpringBoot

t f B! P L

クラウド型開発環境であるPaizaCloudを使用して、SpringBootを動かしてみたので、メモです。
制限はありますが、アカウント登録を行うことで、無料で利用できるので、ちょっと動かしたいときは便利です。
ただ、OSやブラウザによってはアカウント登録がうまく行かないみたい?



今回動かしたSpringBootプロジェクト

以下記事の内容を確認したかったので、GitHubからソースをダウンロードさせていただきました。
Spring Security with Spring Boot 2.0で簡単なRest APIを実装する - Qiita

GitHubのREADMEには「Java 1.8.0」と記載がありました。
PaizaCloudではJavaがインストールされた状態で開始できますが、バージョンが新しいため、今回はJava 1.8をインストールして使用します。
※最初はインストールされたJavaを使おうとしましたが、新しいJavaだとMavenでエラーが発生したため、Java 1.8をインストールします。

また、jarファイルの作成をMavenで行うため、Mavenもインストールして使用します。


Java 1.8 インストール

手順は下記のサイトをサイトを参考にしました。
Linuxでjdkをwgetする方法 - Qiita
Java8インストール tar.gz
[Java] OracleJDKの取得方法が大きく変わりました

まずはOracleのサイトよりtar.gzファイルをダウンロードします。
※PaizaCloudではRPMでのインストールはできないようなので、tar.gzファイルを使用します。

wget --no-check-certificate --no-cookies --header "Cookie: oraclelicense=accept-securebackup-cookie" http://download.oracle.com/otn-pub/java/jdk/8u131-b11/d54c1d3a095b4ff2b6607d096fa80163/jdk-8u131-linux-x64.tar.gz

tar.gzファイルを展開します。

tar -zxvf jdk-8u131-linux-x64.tar.gz

展開したJavaのバージョンが1.8であることを確認します。

jdk1.8.0_131/bin/java -version

展開したJavaを環境変数に登録します。

sudo ln -sf jdk1.8.0_131/ jdk
echo 'export JAVA_HOME=/home/ubuntu/jdk' >> ~/.bashrc
echo 'export PATH=/home/ubuntu/jdk/bin:$PATH' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc

Javaのパス、バージョンが1.8になっていれば、問題なくインストールされています。

which java
which javac
java -version
javac -version

Maven インストール

手順は下記のサイトを参考にしました。
CentOS8 Apache Mavenをインストールする手順

Javaと同様に公式サイトより、tar.gzファイルをダウンロードします。

wget https://www-eu.apache.org/dist/maven/maven-3/3.6.3/binaries/apache-maven-3.6.3-bin.tar.gz

ダウンロードしてきたtar.gzファイルを展開します。

tar -zxvf apache-maven-3.6.3-bin.tar.gz

フォルダを移動します。

sudo mv apache-maven-3.6.3 /opt/maven

JAVA_HOMEに設定するパスを/usr/lib/jvm/から確認します。

ll /usr/lib/jvm/

/etc/profile.d/maven.sh を作成して実行できるようにします。
※ここでは、権限の問題から、rootユーザにスイッチして作業します。

sudo su -
# echo 'export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.242.b08-0.el8_1.x86_64/' >> /etc/profile.d/maven.sh
echo 'export M2_HOME=/opt/maven' >> /etc/profile.d/maven.sh
echo 'export PATH=${M2_HOME}/bin:${PATH}' >> /etc/profile.d/maven.sh
exit

設定を反映させます。

source /etc/profile.d/maven.sh

インストールされているかを確認します。
バージョンが表示されれば、問題なくインストールされています。

mvn -version

SpringBoot を動かす

GitHubからソースをダウンロードします。

wget https://github.com/rubytomato/demo-security-spring2/archive/master.zip

ダウンロードしたソースを展開します。

unzip master.zip

展開したフォルダへ移動します。

cd demo-security-spring2-master

Mavenでパッケージ化します。

mvn clean package

SpringBootを実行します。

java -jar ./target/demo.jar

おわりに

今回はPaizaCloudでSpringBootを動かしてみました。
各種インストールに多少時間は取られますが、お手軽に動かせるのは嬉しいですね。



プロフィール


taniguchi

フォートナイトにハマっているSE。仕事ではWebアプリの保守を担当。Webフロントサイドの技術やスマホアプリ開発の技術に興味あり。

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